新米ライター必読!「SEOを学ぶ上で一番大切なこと」を学べるオススメの一冊。
『SEOの基本』を学ぶならこの本がオススメ!
【マーケティング知識ゼロの主人公:すずちゃん】と【SEOの専門家:土居くん】の2人が会話を進めながらSEOの基本を学んでいく会話形式のスタイル。
重要な部分は2人の会話の中でくり返し出てきたり、各章ごとに分かりやすくまとめられています。
本日はこの本から学んだ『覚えておきたい大切なこと』をアウトプットしてみます。
*注*この本は検索順位を上げるテクニックなど、技術を教える本ではありません。SEOに取り組む上での考え方・姿勢を学ぶ本です。
SEO は「順位を操作するテクニックではない」
検索エンジンは「検索する人の質問に回答するしくみ」
検索する人は分からないことや困ったことを解決するために、検索サービスに言葉を打ち込んで情報を探しています。検索エンジンは質問の回答を示さなければいけません。
そのため、このような一連のしくみをもっています。
・検索エンジンの一連のしくみ
- 世界中のあらゆる情報を集める(クロール)
- 情報を取り出せる形に整理する(インデックス)
- その中から良質な回答を選定する(アルゴリズム)
SEOとは「回答」を用意し、検索で取り出されやすい状態を作ること。
SEOの基本的な取り組みは3点に集約します。
SEOは「どうやって他のサイトより順位を上げるか」など短絡的な施策を指すものと解釈されがち。しかし本来は「検索エンジンが、検索する人へどのような結果を提示しようとしているのか」をまず理解することが重要です。
その上で、検索結果で【より優遇されるに値するサイト】にしていきましょう。
検索する人の気持ちと行動をイメージしよう。
検索者の流入経路は様々です。(SNSやネットサーフィンなど)
そのため「SEOはいくらでもある手段のうちの1つ」と捉えることも大切。
検索にヒットするために必要な4つのポイント
最初に知っておくべきポイントは以下の4つ。
- どういう言葉で検索されているかを知る。
- 検索エンジンが正しく理解できるようにサイトを作る。
- みんなが検索を通じて知りたいことをコンテンツ化してサイトに掲載しておく。
- 継続的にサイトをリンクに集めていく。
「検索を利用するシーン」や「どのような背景で検索を利用しているか」は人それぞれ。SEOの目標になりやすい代表的なキーワードはごく一部でしかない事も。
『自分たちのお客さんはどんなシーンで検索するだろう?』と具体的にイメージして
必要なキーワードやコンテンツを見つけて発信を続けることが大切です。
検索キーワードを見つけよう
検索する人の意図やニーズは「キーワード」となって表れます。
検索キーワードを調べるツールやサービスを活用し、検索する人のニーズを知りましょう。
初心者のうちは「感覚でとらえるのではなく、必ず調べる」ようにしましょう。
関連キーワード調査ツール
・キーワードプランナー
・キーワードウォッチャー
・
具体的な検索キーワードから、サイトのコンテンツを考えよう
キーワードは「検索者の悩み」や「ニーズ」そのものです。
「それを解決するためのコンテンツを用意すればいい」と考えましょう。
しかし、実際には検索結果でほかの多くのコンテンツと競合します。
対象となるキーワードで実際に検索し、【この検索結果にあるほかのコンテンツよりも、優れたものを作ろう!】と考えることが大切です。
検索キーワードをサイトに反映させよう
タイトルをつける上で大切なことは『ちゃんと狙った検索でヒットすること』『検索結果で目に留まること』。
見てる人が使いそうな言葉を使い、テーマは1ページにつき1つ。何でも詰め込まないようにしましょう。
キーワードを反映させるための6つのポイント
- titleタグにキーワードを含める
- meta discriptionにキーワードを含める
- 最初の見出しにはキーワードを含める
- ページ内のテキスト要素にキーワードを含め、なるべくページ上部に出現させる。
- 「見てほしい人が使いそうな言葉」をなるべく選んで使う
- 自然な文章で表記し、不自然な繰り返し表現を使用しない。
タイトルをつける際の5つのポイント
- 大事なキーワードを含めて、何のページなのかが具体的に分かるようにタイトルをつける。
- ページの内容と関係ないタイトルをつけない
- 異なる内容のページに、同じタイトルを複数つけない。
- 文字数の目安は30文字以内と考える
- 重要なキーワードはなるべく前半に持ってくる。
meta descriptionを設定する際の5つのポイント
- 大事なキーワードを含めて、何のページなのかが具体的に分かるように書く。
- ページの内容と関係ない文章は書かない。
- 異なる内容のページに同じ文章は書かない。
- 文字数の目安は50〜100文字程度。
- 「何も書かない」と言う選択肢もある。
優れたコンテンツをつくろう
SEOの最大の武器は「ここにしかない、良質なコンテンツ」です。
コンテンツは量よりも質!『筋肉質で骨太なサイト』を作りましょう。
検索する人がサイトを訪れるのは一回限りではない。
訪問者がサイトを見つけた時、その場ですぐアクションをすることはほとんどありません。
「彼らが置かれているシチュエーション」や、「こちら側が発信する情報についてどれだけの知識があるか」等によっても行動プロセスが変化します。
何度も訪れたくなるような価値あるコンテンツを提供するサイト作りを心がけましょう。
検索エンジンではなく、検索する人のためにコンテンツを作る。
SEOは『検索する人の存在が第一』にあり、彼らが検索して探そうとしている情報がサイトに掲載されて初めて成立するものです。
「自分が言いたいことではなく、みんなが知りたいこと」を書きましょう。
【検索する人に情報を届ける】という視座の下でコンテンツを用意し、それがより効率よく流通させられるように最適化を行う、と言う順番で考えましょう。
リンクを集めよう
SEOの成功とは
・キーワードを考える×価値あるコンテンツを作る×たくさんのリンクを集める
SEOを成功させるためには、良質なコンテンツを作るだけではなく、それを適切な人に届け、結果としてサイトにリンクが集まるように努力していく事が不可欠です。
多くのリンクを集めたサイトは、結果として検索結果で優位なポジションを獲得しやすくなります。
リンクを獲得することは「サイトに支持票を集める」こと
リンクを獲得することは「紹介される」「引用される」「推奨される」と言った意味を必ず含みます。
多くのサイトから紹介・引用・推奨されるサイトはそれだけ支持を集める理由があり、検索結果で優遇するための強い根拠の1つです。
SEOの取り組みとして、そうした背景を理解した上で「どうしたらより多くのサイトから支持されるのか?」「だれが自分のサイトを支持してくれるのか?」を考えながらリンクを集める必要があります。
人間関係とサイトとリンクの関係は似ている?
「リンクを増やしていく」という取り組みは、人間関係を築いていく過程と共通していることが多い。
例えば
・自ら人間関係を遮断して家の中にこもっている人、特筆するような活動もしていない人・付き合っても自分の自慢話しかしない人
=人間関係を築いていくのは難しい。
・何の情報発信もしていないサイト、ありふれた情報しか掲載していないサイト、売り込み文句ばかりで訪問者が得するようなコンテンツを掲載していないサイト
=多様なサイトから支持を得て、リンクを張ってもらうのは難しい。
大切なのは「継続すること」
継続的にコンテンツを作成・告知することで、サイトに人が集まります。
サイトに集まった人が好意的な印象を持ってくれた場合、何らかの形でリンクしてもらえる可能性が出てきます。
【コンテンツ→人が集まる→リンクされる→人が集まる、のサイクルを作る】
プラスのサイクルを作ることがSEOの1つの大きな目標です。
多くのサイトはこのサイクルに達することなく断念していくので、最も重要なのは「継続すること」です。
この本を通して学んだこと
この本を通して「相手の立場に立って、想像力を膨らましながら役に立つコンテンツを作ること」が一番重要であると強く感じました。
自分本位ではなく、相手(ターゲット)に寄り添い、彼らが何に悩んでどんなものを求めているのかを想像し、彼らが求めている答えを提供すること。
それが結果として
- 良質なコンテンツを生み出し
- 質の高い情報を発信し続けることで
- 検索する人と検索エンジンから信頼され、検索結果で優位になる。
『正しい努力をし続け、「信頼」を積み重ねること』がSEO対策に最も優位であることを、この本を通して学びました。
学ぶことはまだまだ多くあり、道のりは遠いです。
ですが「相手の立場に立って、信頼を積み重ねること」を忘れず精進していこう!と、決意を新たにする新米ライターなのでした。